この時間でやることWHAT WE DO
話を聞くだけでは終わりません。
かといって、答えを渡すわけでもありません。
その間にあるものを説明します。
キャリアの相談は、たいてい二つに分かれます。
ひとつは、ただ聞いてもらう時間。
話せば楽にはなりますが、翌朝には元に戻っています。
もうひとつは、助言をもらう時間。
納得はしても、それは相手の基準で出た答えです。
実行する段になると、手が止まります。
コーチングがやるのは、その真ん中です。
あなたが自分で決められるように、
決めるための材料を、一緒に作ります。
3つの作業THREE STEPS
曖昧な言葉を、具体的な経験に置き換える
「やりがいのある仕事がしたい」「安定した環境がいい」。どちらもよく聞く言葉ですが、このままでは何の役にも立ちません。人によって中身がまったく違うからです。
ある人にとっての安定は、潰れない会社にいることです。別の人にとっては、どこへ行っても通用する技術を持っていることです。この二人が同じ求人を見ても、判断は正反対になります。
ですから最初にやるのは、あなたが使っているその言葉の中身を開けることです。方法はひとつ、過去の具体的な場面に戻ることです。抽象的な言葉は抽象的なまま考えても割れません。
言葉が具体的になるほど、
迷いは小さくなっていきます。
これまでの選択から、あなたの優先順位を見つける
価値観は、頭で考えて決めるものではありません。すでに、あなたの過去の選択の中に現れています。
今の会社を選んだとき、何を決め手にしたか。断った話は何だったか。転職を考えながら踏みとどまっている理由は何か。忙しい時期でも苦にならなかった仕事と、条件は良いのに気が重かった仕事の違いは何か。
こうした場面を並べていくと、たいてい同じものが繰り返し出てきます。ご本人は意外に思われることが多いのですが、人の選択にはかなりの一貫性があります。
ここで大事なのは、良し悪しを判定しないことです。「もっと挑戦すべきだった」といった評価を挟むと、事実が見えなくなります。まず、そうだったと認めるところから始めます。
あなたの価値観は、
探すものではなく、確認するものです。
判断基準にして、実際の選択肢に当てる
見つけた優先順位を、使える形にします。3つから4つの条件に絞り、順番をつける。これが判断基準です。
順番をつけるところが肝心です。すべて大事だと言っている限り、何も選べません。どれかを諦める順番が決まって、はじめて基準として機能します。
あとは、実際の選択肢を当てていくだけです。今の会社に残る、社内で異動する、転職する、働き方だけ変える。どれも同じ基準で測れるようになります。
この段階まで来ると、多くの方が「もう分かった」とおっしゃいます。悩みが消えたわけではなく、比べられるようになったからです。
決められないのは意志の弱さではなく、
ものさしがなかったからです。
実際に、こんなことを訊きますQUESTIONS
セッションは対話です。私が話す時間はごくわずかで、ほとんどはあなたが考えて言葉にする時間になります。たとえば、こうした問いを扱います。
- 今の会社に入ると決めた日、何が決め手でしたか。
- この1年で、時間を忘れて取り組んだ仕事はありますか。
- 過去に断った話のうち、今も覚えているものは。
- 辞めない理由を3つ挙げるとしたら、何ですか。
- 10年後、絶対に嫌な状態はどんな状態ですか。
- その選択を、誰に一番認めてほしいですか。
その場ですぐに答えが出なくても構いません。持ち帰って考えていただき、次のセッションで続きを話すことのほうが多いくらいです。
やらないことWHAT WE DON’T
- 転職をすすめること。残ることをすすめることも同じくしません
- あなたの選択を評価すること
- 求人の紹介や、企業へのあっせん
- 職務経歴書の添削(必要な方には、専門の方をご案内します)
- 継続をお願いする営業の連絡
私は転職エージェントではないので、あなたがどこへ行っても、
あるいはどこにも行かなくても、私の側には何の損得もありません。
それが、この時間の一番の前提です。
似たサービスとの違いDIFFERENCE
| SERVICE | GOAL | APPROACH |
|---|---|---|
| 転職エージェント | 転職を成立させること | 求人を紹介し、選考を支援する |
| キャリアカウンセリング | 悩みを整理し、和らげること | 話を受けとめ、必要に応じて助言する |
| コーチング | 自分で決められるようになること | 問いを重ね、判断基準を一緒に作る |
どれが優れているという話ではありません。すでに応募先が決まっていて選考対策が必要なら、エージェントのほうが確実です。心身の不調が続いている場合は、医療機関の受診を先にご検討ください。
どんな時間になるかは、
説明を読むより一度受けたほうが早いと思います。
体験セッションは、続けるかどうかを
決める場ではありません。
合わないと感じたら、それで終わりで構いません。